16.08.11

喜八の出来事 104

毎日暑いですね。
みなさまご存知のとおり、喜八は築70年近い平屋の木造建築なので、断熱もそれほど充実しているわけではなく外壁の木も痩せ、暑さ寒さが直撃。近頃の気温の高さに辟易しながらも、なんとかやっています。
少し前の事ですが、父親の生まれ故郷・奥出雲に両親と共に出かける機会がありました。山間にひっそりとある横田という町までは松江から車で約1時間。数年ぶりに訪ねた父親の本家では、この家を継いだ甥っ子亡き後どっしりと本家を守っているその妻と長男家族、90代の姉たちなど親族が大勢集まってくれていました。





その家族の絆と静かな山間の風景、それぞれ持ち寄りで心のこもった得意料理の数々…、
所有する山から木を伐りだし住宅を新築し、また次の木が生長するのを待ってその木を伐りだし家を建替えるという70年サイクルの話を反芻しながら、古き良き日本の「家族のありかた」「あらゆることに負担をかけない住宅のありかた」など、自分たちの暮らしのありかたをも見つめなおす旅となりました。
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