17.03.12

喜八の出来事110

今日は3月11日。あの日から6年。ところによっては10mもの津波があらゆるものをなぎ倒し、呑みこみながら各地に未曾有の被害をもたらした東日本大震災。その自然のちからに成す術もなく誰もが息をのみ悲嘆にくれたあの日から6年の時が流れたのです。
甚大な被害を受けた石巻市に住む友人の安否も分からずにただただテレビ画面に映し出される津波の映像に息を呑んだあの日。どこか現実離れしていて実感を持てなかったあの日。
マチの復興を誓い仲間たちと元気に活動する友人からの便りに安堵し、彼の地を訪れたのはそれから1年と数か月が経ってから。
それでも、眼前に広がるマチの光景はまだまだ震災の爪痕が生々しく、立ち尽くすしかなかったこと。そんな状況でも、仲間とマチの未来を明るく語る友人の姿が眩しかったことが救いでもありました。

今日は復興を印象づける様々がテレビ画面の向こうから次々に流れてきています。私たちに出来ること、私たちには出来ないこと。その両面を想いながら、抜けるような青空が広がっている北海道で、あの日のような空を見上げながら、6年の時に思いを馳せていました。
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