私たちスタッフは、事務所のことを親しみを込めて「喜八」と呼んでいます。
この建物の「愛称」みたいなものです。
生み出されることの大半は「喜八」が舞台です。


17.03.12

喜八の出来事110

今日は3月11日。あの日から6年。ところによっては10mもの津波があらゆるものをなぎ倒し、呑みこみながら各地に未曾有の被害をもたらした東日本大震災。その自然のちからに成す術もなく誰もが息をのみ悲嘆にくれたあの日から6年の時が流れたのです。
甚大な被害を受けた石巻市に住む友人の安否も分からずにただただテレビ画面に映し出される津波の映像に息を呑んだあの日。どこか現実離れしていて実感を持てなかったあの日。
マチの復興を誓い仲間たちと元気に活動する友人からの便りに安堵し、彼の地を訪れたのはそれから1年と数か月が経ってから。
それでも、眼前に広がるマチの光景はまだまだ震災の爪痕が生々しく、立ち尽くすしかなかったこと。そんな状況でも、仲間とマチの未来を明るく語る友人の姿が眩しかったことが救いでもありました。

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17.01.27

喜八の出来事109

慌ただしく新年を迎え、気づけば2017年がスタートしてから1か月が経とうとしています。
今更新年のご挨拶というのも…と思いつつ、やはりそこから始めなければ…と。
今年は事務所開設10年の節目の年でもあります。

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16.12.23

喜八の出来事108

先日の「出来事」で札幌で記録的な大雪が降ったことをお知らせしたばかりですが、23日未明からまたまた激しく雪が降り、今日一日でほぼ80cmもの雪が積もりました。
今日の雪も前回より更に湿気を多く含んでいてみるみる嵩が増し、除雪に追われることになりました。

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16.12.20

喜八の出来事107

9日夜から11日にかけて降り続いた雪は札幌では60cmを超える記録的な大雪となり、中心部を走る路面電車も線路を除雪する「ささら電車」がベタ雪の影響もあり立ち往生。翌11日の午前10時過ぎまで全面開通には至らないという大打撃。
朝、駐車スペースから車を動かす(殆ど脱出に近い感覚でしたが)だけでも大仕事という状態で、道路は大渋滞、とにかく大変な一日になってしまいました。

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16.11.17

喜八の出来事106

秋の紅葉が進んだ頃に、喜八スタッフやオープンデスク等で来てくれている学生などと共に美唄にある安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄に行ってきました。
前回の「出来事」でご紹介した喜八恒例の焼肉会の際に、緑豊かなこの彫刻公園のことが話題になり、建築を通じてモノづくりに携わっている…あるいは携わることになるであろう者として、1人の彫刻家が二十数年の時をかけ生まれ故郷に今なお作り続けている濃密な空間に行こうじゃないか!…ということになったのです。

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16.10.02

喜八の出来事105

喜八の周辺はすっかり秋。この頃から喜八の隙間風がとっても気になってしまいます。日中こそ多少のぽかぽか陽気を楽しめても、事務所内にはあっという間に夕暮れ時の秋風が忍び込んできて、温かい飲み物を相棒に仕事に没頭する日々です。
ほんの1か月ほど前には恒例の「喜八暑気払い焼肉会」を中庭で楽しみました。今年はスタッフに加え、その時ちょうどアルバイトやオープンデスクに来ていた学生、更にはOBにも声をかけ、総勢7名。

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16.08.11

喜八の出来事 104

毎日暑いですね。
みなさまご存知のとおり、喜八は築70年近い平屋の木造建築なので、断熱もそれほど充実しているわけではなく外壁の木も痩せ、暑さ寒さが直撃。近頃の気温の高さに辟易しながらも、なんとかやっています。
少し前の事ですが、父親の生まれ故郷・奥出雲に両親と共に出かける機会がありました。山間にひっそりとある横田という町までは松江から車で約1時間。数年ぶりに訪ねた父親の本家では、この家を継いだ甥っ子亡き後どっしりと本家を守っているその妻と長男家族、90代の姉たちなど親族が大勢集まってくれていました。

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16.06.02

喜八の出来事103

3月の末日に完成した「光環(ひかりわ)の家」は、本好きで家族で共に過ごす時間を大切にしているご夫妻が「自分たちの持っている多くの本を十分に収納できる本棚がある家を」。と依頼をしてくれたことから設計がスタートした家。土地探しから約2年かけて出来上がった家への引っ越しも済み、早々に取材対応をしていただくことになりました。

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16.03.31

喜八の出来事 102

春は別れと出会いの季節。本日3月31日を持ちまして2名の喜八スタッフが巣立ってゆきます。
2011年の春から5年間勤めてくれた篠原くんと2年勤めた山下くん。
先日2人の送別会を喜八で行いました。普段は打合せコーナーとしているテーブルを5人で囲み、おおいに飲み、食べ、語りました。
気兼ねのない寂しくも楽しい時間はあっという間に4時間越え。4月からはこの2人がいないなだなんて、なんだかまだ実感がわきませんが、また新体制で出直しです。

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16.03.10

喜八の出来事 101

「喜八の出来事」も100回を迎えたと記したのが昨年末のこと。ちょっと油断(?)をしていたらあっという間に時は過ぎ、2016年も3月に突入してしまいました。冬の間は活動を休止している虫たちも動き出すと云われている啓蟄も過ぎ、春の彼岸も間近に迫っているという有り様です。
この時期決まって私たちのもとへ遠方より届く春の便りがあります。ダンボールにははっきりと「こわれもの」と天地を知らせるシールが貼られていて、配達人からこの荷物を受け取った瞬間から「あ、もしかすると…」と期待が膨らみます。指示通り慎重に梱包を解くと桜の枝が無事に北国に届くようにと毎年様々な工夫が施され、パッキンも兼ねた菓子などが絶妙に納められた箱の中から「それ」が姿を現すのです。

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